ドイツ製法のうまいソーセージをつくる厚木のお肉屋さん(厚木ハム)が、うまいソーセージをつくる為に徒然書き綴るおいしいブログ

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生き物を食す、ということ。

2010/02/21 12:39|その他TB:0CM:0
みなさん、豚ってどうやって育ってるか知ってますか?

どんな環境で、何を食べて、どのくらいの時期で出荷されて。

食品トレーにパックされ、冷蔵ケースに陳列された状態では
決して分かる事の出来ないお話をしましょう。
つたない表現、ご容赦を・・・。



昨日、知り合いの養豚農家さんと語り合いました。
それはもう何時間話したでしょうか。

内容は様々。
といっても「豚」のことメインですけどね。

お互い豚の事、加工品の事など分からない部分を
お互いに聞き勉強する、みたいな大袈裟だけど小さな勉強会。

その中で二人共感したことをお話したいと思います。

今の日本に欠けている事。
「物作りの精神」
これに尽きる。

最初に触れておきますが、私は養豚農家生まれ、養豚農家育ちで現在食肉加工を営んでいます。
小さい頃から生き物に触れてきました。
命あるものが生を受け、死も見てきました。それは貴重な体験でした。
その意識があるから、今私のハムやソーセージが存在すると思うんです。

そんな自分の体験も含めお話します。
過激な言い回しもありますが、これまたご容赦を。


今、日本は一次産業を軽視しすぎです。
それは国から消費者の方まで。
もちろん全員、皆がとは言いません。
その重要性を考え、日々取り組みんで汗水垂らしている方もいらっしゃると思います。

例えば学校教育。
今は「食育」等、見直されてはおりますが形だけじゃなくて
「本当の姿」をどれだけみせられるか、生徒に体験させようという試みは大賛成です。
私も微力ながら地元の食育活動に参加し講義などしています。
そんな自分の活動を通してみても感じた事は、子供たちに教えようとする
大人がまず体験してみてはどうなのか?と考えます。
自分たちが出来ない事、わからない事を本心から教えるのはまず無理ですよ。

それは野菜や果実、それから畜産と様々ありますが
その世界の様々な痛みや苦しみ、そして何より出来上がった時の喜び。

教科書や文章でいくら勉強しても、その「リアル」にはたどり着く事は出来ません。


養豚、それは決してキレイな仕事ではありません。
汗にまみれて、糞にまみれて。
大変な仕事です。
生き物ですから糞もするから臭いだって出る。

昔、私の家の周りを通り過ぎる人が鼻をつまんで走って行く姿を
よくみかけました。何かヒソヒソと話しながら白い目で見るような人もいました。

子供ながらに「ボクの家って悪いことをしてるの?」と考えさせられた時もありました。

でも、みんな食べてるんですよ。豚肉を。
そして騒ぐでしょ。
「国産は安心だ」
言ってる事と、やってる事が矛盾してます。

こんな状態では国産は無くなりますよ。
だって育てられる環境が無くなってしまうんだから。

究極は、ゴミ処理場のように離れ小島で養豚をやらなきゃいけないのか?
っていう話にもなってしまいます。

さらに言うと、豚肉という物は「相場」の価格で取引されます。
輸入品の関税緩和なんて話もありますよね。
どうなるか?物が溢れる訳だから、当然国産の相場は下がります。
バイオ燃料で穀物高騰。それを飼料としてた訳だから
もちろん食べさせている飼料(エサ)も高騰。
規制、規制で糞尿処理施設の設置の義務強化。
そこで多額の設備費は発生する。

追い討ちするように消費の冷え込み。

こんな中でどうやって「国産」を維持できるんですか?
ホントに厳しい「現実」があります。


しかし、養豚農家も生き物だからという理由に甘んじていてはダメです。
今の日本の住宅事情など対応できるよう、臭いを減らす工夫など
近隣との共存を考えていくことが課題です。

そして輸入品はもとより、消費者に安心して、そして胸を張って
「美味しい豚肉」を提供できるよう、もっともっと努力しないとダメだと思います。

国産だからお客さんが買ってくれる?
そんな時代は終わりました。
情熱と愛情を込めた物が認めてもらえる時代です。


農家も消費者の意見を聞き入れ、消費者も農家の本当の姿を知る。


良い商品を作るには手間、時間、愛情、いろいろつぎ込まなければ
作り上げられません。そしてそれには相応の対価がつく。
例えば、いつもは少し価格を抑えた豚肉を買っているお母さんが
家族の揃うたまの週末、「あそこの●●さん育てた美味しい豚肉美味しいのよね
、家族みんなが揃うからで食べようかしら」
少し値は張るが「美味しい」から買う。
お客様に喜んでもらえる物を作ることが、小さい事かもしれないけれど
デフレを脱する一つの要因にもなるのではないでしょうか。



昨日、こんな話をして私も改めて養豚の厳しさを聞く事が出来ました。
今自分が作っているハムやソーセージを通して、お客様にこの思いを
伝えられればと思いました。

その為には日々精進。
がんばります。


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